--- ShellNew Manager 1.00 --- =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 概要  このプログラムは、レジストリを操作して、デスクトップやフォルダ内を 右クリックしたときに出る「新規作成」メニューの内容を追加・変更・削除する プログラムです。また、以前配布していた ShellNew Fixer の機能もあるので、 レジストリやアプリケーションで ShellNew キー(ユーザー独自の新規作成メニュー)を 追加しても、それが反映されない時に修復することができます。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 必要な環境 ・Windows ベースの OS で起動します。 ・Windows Me と 2000 で動作確認をしています。WinNT 系 (XP 含む)では、  レジストリの変更権限が無い場合は上手く動作しません。不安であれば  管理者権限で実行することをおすすめします。 ・並び替えや「修復」コマンドは、Win9x 系 (Me 含む) で実行すると効果があります。  WinNT 系では、レジストリは自動的に並び替えられるため効果がありません。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= インストール・アンインストール  特別なインストール・アンインストールは要りません。不要になったら そのまま削除して構いません(設定ファイル・レジストリ不使用)。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 使い方  SHNewMan(.exe) を実行すると、拡張子の一覧があるウィンドウが開きます。 ・新規作成メニューに拡張子を追加したい場合  「追加」ボタンをクリックします。拡張子を入力するか、Windows に登録されている  拡張子を一覧から選び、「次へ」をクリックします。次に、新規作成でその  拡張子(ファイルの種類)が選択された時、どのようにファイルを作成するかなどの  情報を入力します。「ファイルの説明」は、既に登録されていた拡張子の場合は  変更しないべきです。新規作成の種類は、以下の通りです。  ・空のファイル   サイズが 0 のファイルを作成します。テキストファイルなどはこれです。  ・テンプレート   下にあるテキストボックスで指定されたファイルのコピーを   新しいファイルとして作成します。   指定するファイル名のディレクトリが指定されていない場合、   Win9x 系は<ウィンドウズフォルダ>\ShellNew、WinNT 系は   <ユーザーフォルダ>\Templates から探します。   ワードドキュメントなどはテンプレートを使っています。  ・ウィザード   指定したプログラムを実行します。このとき、文字列に %1 を含めると、   %1 は新しく作成しようとしているファイル名に置き換えられます。  ・データ   テキストボックスに入力した内容がそのままファイルの内容になります。   おそらく Windows XP 以降で使えます。   ※ 既に入力されているもののデータは変更しないべきです。 ・「新規作成」の内容を変更したい場合  一覧にある拡張子の項目をダブルクリックするか、選択して「変更」ボタンを  クリックします。編集内容は上と同じです。 ・「新規作成」の内容を削除したい場合  一覧にある拡張子の項目を選択して、「削除」ボタンをクリックします。  このプログラムでは、削除をすると「ShellNew」キーが「ShellNew_Old」に  書き換えられ、また追加する時にこの内容を読み取ります。  なお、どの動作も「OK」か「適用」をクリックしないとその変更内容が 設定に反映されません。また、リスト内で Enter(Return、改行)をすると 「OK」がクリックされたのと同じ事が起きるので注意してください。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 他の機能の説明 ---「ファイル」メニューの「一覧のエクスポート」---  このコマンドは、一覧に表示されている拡張子をファイルに保存します。 形式は 2 種類で、REG ファイルと TXT (またはその他の)ファイルです。 REG ファイルで保存すると、REGEDIT でそのまま登録に使用できます。 それ以外のファイルで保存すると、ある程度読みやすい形で保存されます。 --- 並び替え機能 ---  一覧の下にあるボタンで、「↑」と「↓」のボタンは、項目をクリックすると 使えるようになり、その項目を上か下に移動します。これを利用すると メニューに表示される順番を変更することができます。 ※ Win9x 系のみ有効で、並び替えをしたときは自動的に「修復」が実行されます。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 「修復」機能 (ShellNew Fixer からの機能)  Win9x 系では、多くのアプリケーションがインストールされた状態で ShellNew (新規作成の項目)を追加すると、その内容が何度やっても 表示されないことがあります。その原因の一つを修復するコマンドが このプログラムにはついています。これを実行することで、メニューが 正しく表示されるようになります。  修復を行うには、「修復」ボタンをクリックしてください。クリックすると、 注意メッセージが出るので、続行する前にレジストリを常に使用するような アプリケーション(特にオートメーションを使うもの)を終了し、修復中は レジストリを操作するようなアプリケーションを使用しないでください。 なお、修復にかかる時間はパソコンのスペックにより異なります。  これを実行する前に、事前にレジストリのバックアップをとって置いて ください。バックアップの仕方は以下の通りです。 ・Win9x 系の場合   「ファイル名を指定して実行」で「scanregw」と入力し、OK を押します。  レジストリのチェックが始まり、「バックアップを作成しますか?」と  聞かれるので「はい」を選択します。   復元するには、「ファイル名を指定して実行」で「scanregw /restore」と  入力し、OK を押します。実行中のほかのアプリケーションを終了し、  「復元しますか?」で「はい」を選択、バックアップを作成した日付と時刻を  選択して OK を押します。   scanregw がない場合、「窓の手」というアプリケーションを使って  バックアップを取ることが出来ます。詳しくは「窓の手」のヘルプをご覧ください。 ・WinNT 系(以下は Windows 2000 で確認)の場合   「スタート」メニューの「プログラム」「アクセサリ」「システムツール」  と進み、「バックアップ」を実行します。「システム修復ディスク」を  クリックし、画面に出ている「レジストリのバックアップ…」をチェック、  フロッピーを挿入して「OK」をクリックします。復元するには、レジストリ  ファイルを一つずつ元に戻すしかありませんが、これが最適だと思います。 ※ WinMe と WinXP では、「システムの復元」機能を使うことをおすすめします。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 並び替え・修復の仕組み (専門的な内容)  この機能は、まず ShellNew が登録されている拡張子を、並び替えられた 順番で削除・作成を行い、それとは関係ない HKEY_CLASSES_ROOT 内のエントリの 削除・作成を行うことで、ShellNew 付きの拡張子エントリを前に出します。これは、 エントリは登録された順に並べられるので、数が限定されていたりすると 全てのエントリが読み込めず、結果的に変更が反映されないという事態が 発生します。   この図では、.abc に ShellNew を作成したものの、  変更が反映されていない状態とします。   txtfile -- ShellNew が無い    :   .bmp -- ShellNew がある   └ShellNew    :   .abc -- ShellNew がある   └ShellNew   この状態で .abc を前にやる並び替えをすると、以下の図の通りになります。   .abc -- ShellNew がある   └ShellNew   .bmp -- ShellNew がある   └ShellNew    :   txtfile -- ShellNew が無い    :  (分かりにくいかもしれませんが、これで勘弁してください) ※ また言いますが WinNT 系では自動的にアルファベット順(記号は前)に   並び替えられるので、並び替えや修復は効果ありません。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 注意 ・追加した拡張子がメニューに登録されていない時、その拡張子を持つファイルを  開くような動作が無かったり、レジストリ HKEY_CLASSES_ROOT 内の拡張子エントリに  直接ファイルを開くような動作が登録されていたりすると、新規作成メニューに  現れない可能性があります。この場合、「修復」コマンドでも効果がありません。  そのようなときは、Windows の「フォルダ オプション」で、「ファイルの種類」または  「ファイル タイプ」の項目で追加・設定をしてください。 ・「ログ」チェックは、レジストリの操作中に発生したエラーをリストに表示するかを  設定します。このエラーは、「アクセスが拒否されました」などです。チェックを  外すと、多少処理が速くなりますが、上手くいかない可能性がある場合、エラーを  特定したいときはチェックを外さないべきです。 ・起動時にレジストリを読み込むので、パソコンによってはなかなか表示されない  こともあります。あまりに遅い場合はパソコンを変えたほうがいいかもしれません。 ・「一覧のエクスポート」は、ShellNew のバックアップとして使えます。ただし、  実行すると一覧編集中の変更が破棄されます。 ・「ファイルの説明」を変更すると、「新規作成」メニューに表示されている項目以外に、  エクスプローラなどで表示される「種類」の説明も変更されますのでご注意ください。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 更新履歴 Version 1.00  初期バージョン  ※ SHNewFix の最終バージョンは 1.01 だが、吸収して 1.00 に。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ホームページ: http://pf-j.sakura.ne.jp/ 作者: ジェット