Programming Field

16 ビット Windows プログラミング

何でこんなのをやりだしたのかわかりません。とにかく、ここでは Windows 3.1 で実行できるようなアプリケーションの開発に関するものを取り上げていきます。

目次

はじめに

Windows 3.1 (以下 W31)とは、Windows 95 (以下 W95)よりも前のバージョンの Windows で、この 2 つでは非常に大きな差があります。例えば、W31 にはデスクトップやエクスプローラがありません。その代わりには、「プログラム マネージャ」「ファイル マネージャ」と呼ばれるアプリケーションがあり、この 2 つが Windows の使用に際して重要な役割を担っています。

W31 はいわゆる「16 ビット」で、これは、基本的なメモリ アドレスが 16 ビット(WORD 値、0~65535=216-1)の間で使用されることが特徴です。これに対して W95 は「32 ビット」で、メモリ アドレスが32 ビット(DWORD 値、0~4294967295=232-1)の間で使用されます。16 ビットだとやはり大きなメモリを扱いにくくなり、アプリケーションに限界が出てしまうため、32 ビットが生まれました(たぶん)。

なぜ今さら W31 なのか。実は、32 ビット アプリケーションは W31 では動作しません(実行しようとしても、「This program cannot be run in DOS mode.」などと表示されて終了します)。つまり、W31 をメインにパソコンを使ってインターネットを使っていれば、メールの「添付ファイル実行」ウィルスは(たいていは 32 ビットのアプリケーションと思われるので)防げる、ということです(強引?)。ただ、今は W31 用のインターネット(接続)アプリケーションが少ないので、インターネットをやるのは難しいと思います。

とりあえず、このページでは 16 ビット Windows (以下 Win16) のアプリケーション開発 (ほとんど W31 を前提) について書いていきます。

次へ >>

最終更新日: 2004/07/23